たとえば,スラッシュドットジャパンの記事とかね。
quote:アップル社がペプシと手を組んで,ソーダを買うとキャップの裏側にiTunesで再生するための曲が当たったかどうか(はずれの方が多い)書かれているという仕組みを取り入れた。だが,MacMerc.comの記事にキャップを開けずにキャップの裏側を読む方法が載り,広まった。これには,教訓が含まれている。デジタル時代では,どこかの誰かが知っていることは,それに興味のある人にはどこかで伝わる。わたしたちはそれに慣れる必要がある。
あははははは。こんなんであたりがわかるのか,おもろいなぁペプシは,とMacMerc.comのページの写真は思わせる。そしてなによりかにより重要なのは,記事中にある教訓だ。この記事著者のダン・ギルモアは,わかっている。そして,世の中にはそれをわかっていない人が多すぎる。ネットワークに普通にふれていれば,すぐにわかることだ。昔は数千円の本でも買ってこないとわからなかったことが,ネット上ではすぐに手に入る。組織の内部で秘密にしときたいことも,すぐに拡散する。誰かが興味を持つことはほかのひとも興味を持っており,そしてその情報は必ずネット上のどこかにある。
企業や団体が自分に都合の悪い情報を,法的な圧力で潰そうとするような話を昨今よく耳にする。だが,ひとつやふたつをうまく潰せたって,世間から興味を消せるわけがない。その悪い情報が間違いで,本当にその情報をなくそうと思うなら自ら腹を割って説明をし,それに沿った行動をきちんと続けていくしかない。それをみて,やっと世間は,あぁあの悪い情報は信じなくていいんだなと結論づけ,興味は消える。その興味とは,風説でも流出した個人情報などでも同じ。_情報は無限に拡散するものであるが,いたずらには広がらない_。ちょっとネットにふれていれば,すぐにわかることだ。
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